Nikon 1 J1購入。携帯性を考慮した最適な画質。

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

R0017251 標準ズームレンズ付きで3万未満というコストパフォーマンスの良さに惹かれて買ってしまいました。
発表当初になんか変なのが出たなぁと思ったのは、Sony NEX5と時と同じです。
しかし、ちょっと手にとってみると、いやいやこれはしっかり考えられたカメラだと、思ったのもまた共通です。
では、なぜNEXは見送って、J1は買ったのか、その理由と、二週間程度使った使用感をまとめてみたいと思います。

ふとした瞬間を残したと思っているため、日頃からカメラを持ち歩いています。このため、携帯性と画質、レスポンスの優先度合いに応じて、これまでコンパクトと一眼レフとをいったりきたりしています。
なので、買い換える度に、これら全てをバランスよく実現できるカメラがあればいいのに。とずっと思っていました。
そんな中で、出てきたミラーレスのカメラは、ちょっと気になる存在ではあるものの、なんかちょっと中途半端だなと思いこんでいました。

DSC 0076

日々携帯することを考えると、大きさは、RICOH GRシリーズのサイズが個人的にはベストです。
ただ、どうしても気になってしまうのが、レスポンスと小さい素子による高感度時の限界です。
そんな時にNikon 1 J1を店頭で手にとった時に一番驚いたことが、AFの速さとレスポンスの良さです。気持ちよく撮れるようにしっかりとチューニングしたのでしょう。
カラーバリエーションを揃えていることもあり、機能はそこそこにライトに始めたマーケティングモデルかと思っていましたが、1を付けるには相応しい技術を集約したモデルのようです。

数値的なスペックはあまり欲張っていません。
Appleの製品もそうですが、個々のスペックよりは、それらのバランスをとった製品が求められていると思います。
推測ですが、カメラのサイズから、最適な素子を決め、レンズを含めて全体の最適化を図っているような印象を受けます。

NEX にしなかった理由は、このバランスです。確かにAPS-Cサイズの素子であれば、デジタル一眼レフと同じ絵が撮れます。
でも、自分が求めているのは、GRのサイズです。素子に最適な光を送り届けるために、NEXはレンズのマウントは変わったもののサイズは大きくなってしまいました。その大きさなら、ふつうにデジタル一眼レフを持てばいいというのが、自分の結論です。
J1画質で十分満足できたのもあります。

DSC 0104

さて、Nikon J1を二週間程度使ってみて、最も気になったのが、レンズの広角端です。
35mm相当で、27mmの画角はちょっと物足りなく、24mmくらいまで欲しかったのです。
レンズが揃うにつれて、いずれカバーされるのでしょうが、引いて撮れないために、J1は部屋に置いて,違うカメラを持って行くことがあります。

もう一つが、撮影後のプレビュー。これをオフにする設定が欲しかったです。続けて撮りたい時にちょっと気になります。このためにスマートフォトセレクターと高速連写機能があるのでしょうが、ベストなタイミングでシャッターを押したという古い使い方を求めているので、プレビューなしのモードが欲しくなってしまいます。

絞り優先で撮影する際に、ズームボタンで絞りを変更というのも、最初は戸惑いました。ロータリーマルチセレクター(ダイアル)があるので、クルクル回して、変更できると楽しいような気がします。

それ以外、撮りたいものを撮りたいときに快適に撮るという面で、本当によく考えられており、とっても気に入っています。そんな訳で、本当は妻のために買ったのですが、なかなか渡すことができずにいます。

DSC 0067